50代サラリーマンへのIoTの事例としくみ
IoT(Internet of Things)の事例をまじえてしくみを考えてみましょう。IoTはモノがインタネットにつながるということである。モノがインターネットにつながってもモノが何かをするわけではないので、アプリなどと連携してモノを制御するという複合技のソリューションでしょう。
IoT(Internet of Things)とは
「モノがインターネットにつながる」もしくは「モノがインターネットにつながっている」ということですね。
IoTとは、IoTの定義とは、を考えているとIoTは理解できないです。IoTって明確な定義がないからです。「モノがインターネットにつながっている」だけなんですよ。
インターネットにつながっているモノをどのように活用するか、ということを考えて、出来上がったものを結果的にIoTって呼んでるという感じです。
定義が明確ではないので、IoTはこれです!というものではありません。
IoTの事例
生産ロボット各種センサー
工場で生産ロボットの制御、センサー値をリアルタイムに管制室に送り、生産ラインをコントロールする。
検針/売上集計
ガスメーター、電気メーター、自動販売機などをインタネットに接続して、定期的に検針結果、売上金を本部へレポートを送る。
在庫管理
自動販売機の売り上げ数を管理するとともに在庫の数も本部に送信する。
センサー/監視カメラ
センサー値をリアルタイムに管制室に送る。監視カメラの映像をリアルタイムで管制室に送る。
ホームセキュリティ
自宅の監視カメラの映像などをリクエストに応じてスマホに送る。
レンタカー/レンタサイクル
レンタカーの施錠解錠を本部から制御する。自動車/自転車の位置情報をリアルタイムに本部で監視する。
IoTは考え方なので、図解で説明している書籍を紹介します。IoTは意外なところでも使っているのね。と新しい発見がありますよ。
・IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書
・未来IT図解 これからのIoTビジネス
・最新 図解で早わかり IoTビジネスがまるごとわかる本
IoTのしくみ
IoTと移動体通信(5G)
モノは動かないので、移動体とは関係ないじゃん?
家の中、工場の中にあるモノは、ケーブルでインタネットにつながりますが、たくさんのモノをインターネットにつなげるとケーブルもたくさんになって煩雑になりますよね。
色々なところにいるモノ、自動販売機、センサー、監視カメラなどは設置はしてあるけど、屋外とか人の手が届かないところなどにあることが多いので、無線でつながった方が便利ですよね。
レンタカーの場合は、移動もしますので無線ですよね。
たくさんのモノがインタネットにつながるには、移動体通信は相性が良く、接続も容易なんですよ。
5Gの特徴の一つに、多数同時接続というのがあります。これがIoTのためにあるような機能になります。
IoTは複合技ソリューション
インフラとアプリの複合技でIoTは成り立っています。インフラとアプリを自在に組み合わせることにより、便利な使われ方を実現します。
若い世代のほうが発想は豊かです。その発想を実現させるには、インフラやアプリを知った40代、50代のあなたが助けてあげるのが理想的ですよね。
インフラ
インフラは、移動体通信がメインになります。4GLTE、5Gですね。各モノにSIMを挿入して、インターネットに接続します。
MVNOが相性がいいです。多くのモノがインターネットに接続されますが、データ通信量は多くないので、大容量通信を要求しません。MVNO事業者がIoTをパッケージ化して販売するのがスムーズでかっこいいですね。
なぜ、IOTはデータ通信量が少ないの?
モノは、しゃべることも、動画を観ることもしません。モノとインタネットの会話は、SMS(ショートメール)かメールになります。ほとんどのことがSMSで処理できます。だからデータ量が少ないのです。
リアルタイムで監視カメラの映像を送る場合は、データ量は多いです。
アプリ
モノを監視したり、制御したりするためにアプリが必要です。
本部で監視するなどの場合は、アプリという概念はないですが、ホームセキュリティなど一般ユーザーが使用する場合は、スマホのアプリと連携するのが良いです。
自宅のカギの施錠の確認、監視カメラの映像確認をスマホで監視できるようにする。
レンタカー/レンタサイクルの施錠解錠は、インフラ側で実施するも、認証、車の位置確認はスマホアプリで実施などの使い方ができます。
まとめ
IoTは、定義が明確にされていないので、これです!という決定的なものがありません。
モノがインターネットにつながることによって、今までは現場に行かないと確認できなかったことが、遠隔で本社で確認できるようなったり、家庭のエアコンやテレビなどを外出先からコントロールできるようになったりと色々とモノに絡むことがIoTです。
自分が知らないうちに便利になってきているというのが、IoTですね。そういう視点でモノを観察するとIoTの理解が深まります。