50代サラリーマンのための5G簡単解説!
5G(第5世代移動通信システム)って通信速度が速くなるだけなの?通信速度が速くなりますよ。速くなることで、なにがメリットなのかを簡単に解説しますね。
5Gとは、「ごじー」「ふぁいぶじー」って呼びますね。ふぁいぶじーって50代のじぃさんみたいでいやな感じですね。
50代ニュータイプにとって現役時代最後に攻略しなければならない、5Gが足音を立ててやってきた。まさにジオング!ジオング級に大きな敵だ!
5Gの特徴
簡単に言うと5G(第5世代移動通信システム)は通信速度が速くなるだけである。
高速大容量
5Gの通信速度は、下り最大20Gbpsを目標としている。
スマホから見て「下り」とは受信のことです。「上り」が送信のことです。
4Gは、下り最大1Gbpsなので、4Gよりも20倍速い。
4Gは、1秒間に1Gビット受信するのに対して、5Gでは、1秒間に20Gビット受信する。1秒間に受信する量が多いので、速度が速いということは、データ受信も大容量ということである。
同じ時間でたくさんのデータを受信できますからね。
光回線は、1Gbps程度なので5Gのほうが高速です。しかし、あくまでも理論上の速度なので、定常的な速度ということでは、光回線のほうが安定して高速でしょう。
高信頼・低遅延通信
同じ時間でたくさんのデータを受信できるということは、データのやり取りもたくさんしているということになる。
4Gでは1秒間に1回しかやり取りしていないのに対して、5Gは1秒間に20回もやり取りしているということとなる。
同じ時間でたくさんのデータをやり取りするということは、遅延無く通信をしているから実現できるということですよね。
多数同時接続
多数同時接続は、通信が速いということは直接関係ないが、たくさんのデバイスが接続することができるということです。
今後、スマホやポータブルPC以外でもインターネットにつながってくる。TVやビデオなど家電製品がインターネットにつながります。
自動販売機やガスメーター、車などもインターネットにつながる。このようにたくさんのものがインターネットにつながるので、多数同時接続が必要になります。
未来予想図
劇的に目に見えて変わることはない。徐々に変化していく。気が付いた時には当たり前に5Gを使っている未来になります。
4Gの時もスマホは登場しましたが、急に環境が変わったわけじゃないですよね。
動画配信
5Gになって初めに変わることは、動画である。4Gの今では、動画はYouTubeなどショート動画を見ているくらいですが、2時間の映画が見れるようになる。
さらに解像度が良くなり、4K動画が配信が増えてくる。スマホで4K動画を見ても劇的に感動するわけではないがきれいな映像にこしたことはないですよね。
IoT(Internet of Things)
気が付かなうちにいろいろなものがインタネットにつながる。自動販売機など集計を必要とするものは、ほとんどインタネットにつながります。
工場などでもコンピュータで制御しているもの、センサーで監視しているものはインターネットにつながりリモートで制御、監視するようになります。
自動運転
工事現場にある重機などがインターネットにつながり、リモートで制御できるようになります。
運転手は、本社に出勤して、工事現場にある重機をリモートで操縦するということになる。しかも本社から複数の工事現場の重機を動かすことができます。
工事現場には安全確保のための最低限の人がいるだけになります。
米軍は、無人ドローンを使用して爆撃を行っているのですが、そういうことが容易にできるようになります。
コミュニティバスなどは、5Gにより無人化が始まることでしょう。
自動車の自動運転といわれていますが、実現はしますが、5Gとの関係は、少し先の話になります。
5G関連の書籍を紹介します。わかりやすいものをピックアップしてます。興味を持った方は、手に取って知識を深めてください。
人体への影響
携帯電話は人体に影響があるの?
電波は、アンテナから送出された直後に減衰して、すごく弱い電波になってしまいます。スマホ自体の出力もすごく小さいものです。
基地局は大きなアンテナを使っているので人体の影響がありそうと思われますが、小さい電波を受信するために大きなアンテナを使っているのです。大出力のためではなく、小さい電波を受信するためです。
人体に全く影響がないとは言えないかもしれませんが、影響は極めて少ないです。
レントゲン(X線)は人体影響があると言われていますが、X線と電波は別物なので比較になりません。
自分の経験上、ホントに強い電波を浴びると、気持ちが悪くなったり、頭痛がしたりします。しかし、この現象が出るほど電波を浴びることは通常生活では不可能です。
ラジオ局やTV局の無線技術者で装置が目の前で壊れてしまったようなことが起こらない限り発生しません。
空中には、ラジオ、テレビ、携帯電話、その他の無線通信と電波が飛び交っています。それを避けて生活することは不可能ですし、生まれたときから電波を浴び続け生活している我々です。
そこまで、神経質になることはないでしょう。
医療機器への影響とは、別の話ですよ。
移動体通信の歴史
5GのGは、Generation(世代)です。5Gというのは第5世代移動通信システムということです。あなたが携帯電話を手にするようになったのは、2G(第2世代)からになります。
現社会で一番携帯電話使用歴が長いのは、われわれ50代サラリーマンです。
50代サラリーマンは、ニュータイプにふさわしい活動をしていますね。
2G
PDCといわれた、いわゆるガラケーです。
写メなどがありましたが、基本的には会話をするためだけの電話の機能でした。
写メの写真は今見ると切手くらいの大きさ程度しかないような感じがしますよね。
3G
FOMAといわれた機種が3Gになります。ここでメールが盛んになります。今までは会話だけだったものに対してメールが増えてきたのがこの世代です。
4G
現在あなたが使用しているスマホですね。4GLTEと呼ぶこともあります。写真、ショート動画の閲覧が可能になりました。SNSが盛んになったのも4Gからですね。
まとめ
ちょっと難しいので、簡単にまとめると
5Gの特徴
・高速大容量
・高信頼・低遅延通信
・多数同時接続
未来予想図
・動画配信
・IoT(Internet of Things)
・自動運転
5Gになることによる通信速度が速くなるだけです。通信速度が速くなることにより短時間でたくさんのデータが送れるようになるので、4K動画などきれいな画像が送れるようになります。
通信速度が速くなることによって遠隔での作業も容易になります。リモートからでも素早く動けるようになるからです。工事現場の重機などでリモートで作業できます。危険な状況の時にストップコマンド送ればすぐに停止することができます。
いかがだったでしょうか。新しい技術だけに簡単に解説といっても難しい表現が出てきてしまいます。
5Gへの興味は尽きないと思いますので一緒に勉強していきましょう。
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